よくある質問:中国・香港・東南アジアへの海外進出・販路開拓支援サービス、展示会、貿易代行等|日本企業の海外展開・進出支援サイト

中国・香港で日本のお酒を拡販・輸出したいのですが、拡販手法で参考となる事例はありますか?

当社は中国・香港にて、日本企業に特化した販路開拓や営業支援を実施しています。そこで、当社がお手伝いした幾つかのケースを元に3つの手法について説明します。

1 食品市などの展示会への出展
アジア最大級の食品・飲料総合見本市と言われている「RESTAURANT & BAR Hong Kong」などの展示会に出展するという手法があります。当社では、中国・香港市場への販路拡大を望む中小メーカー様を取りまとめて出展し、1社1社のコスト・手間を軽減する提案などもしています。展示会の種類にもよりますが、前述したイベントはBtoB向けとなっており、現地バイヤーたちとの接点作りや商談の場としては最適です。
ご参考までに、福岡県の酒造メーカー様の商品を同イベントで出展した際は、ブースへの来場者が1日約50名で出展3日間で計150名の現地バイヤー達と商談・意見交換を実施することができました。
この酒造メーカー様もこの展示会で得た情報・現地の反応を基に、新たな海外での販売戦略を練っている最中です。

2 現地の日系有名百貨店にブースへの出展
当社がある日本酒メーカー様より「新発売の梅酒を中国で販売したい」と依頼を受けた際、上海三越百貨店で開催される「上海三越・年末の大感謝祭イベント」への出展を提案しました。この催事は上海の中国人富裕層が数多く集まるイベントで、例年3日間で2万人以上の来場者を記録する集客力があります。そこで、当社がこのイベントへの出展支援およびプロモーション支援を包括的に実施。当日は、現地スタッフがブースに訪れた来場者たちに中国語で商品の特徴などを丁寧に説明し、試飲も実施。「梅酒」そのものがまだ中国では認知が低かったため、まずは味を知ってもらうことに注力しました。
この出展を機に、数多くの商談も舞い込んできたため、同社にとっては良き販路開拓の機会になると同時に、中国現地の市場特性の理解や、消費者の生の声を聞く貴重な機会となりました。

3 現地で手足を使って実際に販路開拓
大企業ならともかく、海外への展開が初めての中小・中堅企業様であれば少しハードルが高いと感じられるかも知れません。ただ、やはり実際に手足を使って現地を動き回り、1つ1つの商談を繰り返しながら得られる感覚値は展示会出展とはまた違った活路や意義があると思います。また、直接的な販路拡大に繋がりやすいのも事実です。

もちろん、すべてを自社で展開するには人的リソース・海外での経験値・言葉・商習慣の壁などがあると思いますが、当社みたくお客様に代わって現地での営業を代行する会社も存在しますので、そういうのを活用するのも1つの手だと思います。担当者が何度も手さぐりで出張を繰り返すより、結果的にコスト安な場合も少なくありません。