「コスト削減」「市場規模」以外にも海外進出の大きなメリットと言えるのは、「付加価値が付きやすい」ということです。
・海外進出により、付加価値をつけるとは。
東南アジアの若者に「現地製よりも高いが質は良く、日本製よりも安くて求めやすかった韓国製の化粧品」が刺さったように、自国ではありふれたものでも商圏が変わればオンリーワンの商品やこれまでになかったサービスになる可能性があり、そうなればそこにお金を払う価値やメリットが生まれます。
・「付加価値」に関する注意点
付加価値がなく差別化できない状態を「コモディティ化」と言い、コモディティ化すると価格競争に巻き込まれやすくなります。ある商品やサービスがまだ根付いていない地域で勝負するというのは一つの手ですが、マーケットを間違えると後発の企業との間で価格競争になるデメリットとなりますので、マーケットは慎重に選択することをオススメします。