海外進出も「顧客の囲い込み」で差をつける!~東南アジアで本格的なポイントカードの時代が来る!?~
海外進出には欠かせない!ロイヤルカスタマーの育成方法と成功事例
物があふれているいま、市場は飽和状態です。そのため、どの企業も「顧客の囲い込み」に力を入れているのはご存じのとおり。企業や商品のファンになってもらう、あるいは、何度も来店してくれるリピーターになってもらうことは、最重要課題です。
商品や店のアピールには、顧客の動向分析が必要ですが、お店に来てもらうためには、自社のポイントカードを発行し、ポイント還元でリピート客を増やす方法が日本では定着しています。このポイントカードのシステムは、単にポイント目当てのお客様にリピートしていただけるだけでなく、個人情報や買い物履歴が入手できることで顧客データ分析を可能にします。さらにプリペイドカード兼用型のポイントカードの場合、リピートが増えるだけでなく、客単価も上がることがこれまでのデータでわかっており、収益面でも非常に有効です。ポイントカードは、デジタル時代の究極の囲い込みといえるでしょう。
また、ギフトカードやクーポンも「顧客の囲い込み」には重要なアイテム。ギフトカードはプレゼントされた人が新規のお客様になるだけでなく、1〜2パーセントは期限切れで残金を使用しないというデータもあるので、この残金が利益(雑益)になるというメリットもあります。一方、クーポンは、物が売れない時期に期間限定で提供することで、利用客を増やすことができるほか、ついでに買おうという心理が働いて客単価も上がるので、十分に利益が出ます。
中国や東南アジアでも、本格的なポイントカードの時代が来る!?
これらの方法は日本では当たり前ですが、中国や東南アジアの国々ではまだ従来型のポイントカードや割引会員証が多く、先にお話ししたような先進的な方法は十分に浸透していません。中国のように共通電子マネーによるスマホ決済が発達しているところもありますが、顧客を囲い込む力は弱いでしょう。また、イベントや広告、WEBを使ったプロモーションなど従来の手法でお店への勧誘はできても、リピーターを育てるのは大変です。
とはいえ、海外での出店数が少ない企業にとっては、ポイントシステムやカード発行は難しいと思われるかもしれません。しかし、クラウドサービスを利用すれば可能です。バーコードリーダーでカードを読み取りさえすれば、後の処理はクラウド側がやってくれるので店側の負担が少なく、1店舗からスモールスタートできるのが特徴です。
弊社では、クラウドで利用できるカードサービス会社と提携しているほか、CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント:顧客関係管理)や、ビッグデータ活用のコンサルティング実績もあります。海外での出店を計画されている企業や、出店しているが顧客数が伸び悩んでいるという企業の方は、ぜひ一度ご相談ください。顧客の獲得と維持を目的とした、さまざまな施策をご提案いたします。