中小企業の海外進出を支援するサービスの種類は多岐にわたります。
代表的なものをシーン毎に説明します。
・情報収集編~市場調査~
中小企業のほとんどは、自社で市場調査を行う手段を持ち合わせていません。日々刻々と変化する状況を把握しておくための情報収集が不可欠となります。ターゲットの趣向や利用実態はどうか、競合の動きはどうかなど、市場を多角的に分析する支援が必要になってきます。
サービス内容は、海外ビジネスニュースの提供から現地でのモニター調査やアンケート調査、販売価格調査、競合他社調査、経済・貿易・投資などに関するトレンド分析調査、法規制調査などさまざま。こうした市場調査を専門に行っている会社もありますが、単発で依頼をするのではなく、次のステップであるプランニング(戦略立案)までを支援してくれるコンサルティング会社の活用をオススメします。
・プランニング編~戦略立案~
情報収集を進めながら、実際に海外進出における戦略立案を進めることをオススメします。
海外進出を検討するにあたっては、「ブランディングをどのように行うか」「どのような販路を活用すべきか」、「国内のリソースをどれだけ海外進出に向けるのか」などしっかりと戦略を練る必要があります。海外進出は長期的な戦略が必要となってきますので、自社だけで戦略を練るのには限界がありますので、コンサルティング会社等を上手に活用しましょう。
・行動編~展示会サポート~
効率よく商談機会を得るために活用したいのが、国内外の見込み顧客に一押しのプロダクトや新商品などを紹介する展示会(海外展示会)です。
展示会に出展すれば、営業・広報コストを抑えたプロモーションが可能。現地のトレンドやターゲットニーズの把握、テスト販売(テストマーケティング)なども実行でき、次のアクションに活かせる有益な情報をそこで得ることができます。展示会出展を「ひとつのイベント」として捉えるのではなく、その後の販路開拓までにらんでトータルに支援してもらうほうが得策と言えるでしょう。
自社の状況などを考慮し、適切なサポートを上手に活用しましょう。